お待たせいたしました!
2015年6月に急遽販売中止が発表された「パークタワー晴海」
ランドスケープデザインにオリエンタルランドを起用したり、LINEでの情報発信をしたりと、何かと話題性のあったマンションでしたが、ホームページが閉鎖されてしまい、これといった追加情報もなく、どうなったのか非常に気になる存在でした。
販売開始は2017年6月~とまだまだ先ですが、2016年9月16日に公式HPが再OPENしましたので、さっそく見てみましょう。
物件概要
所在地
東京都中央区晴海2丁目104番、105番(地番)
交通
東京メトロ有楽町線・都営地下鉄大江戸線「月島」駅徒歩12分東京メトロ有楽町線「豊洲」駅徒歩15分都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅徒歩15分
総戸数
1084戸
入居時期
平成31年09月下旬入居予定
構造・階数
鉄筋コンクリート造一部鉄骨造48階地下1階
立地環境
銀座から半径2.5km圏内、丸の内から半径3.5km圏内という中央区晴海2丁目に位置します。
晴海運河沿いのオープンな立地で、先日入居が始まったばかりの「ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス」の隣の敷地になります。
このあたりは、直線距離では都心に近いものの、交通が軟弱なエリアなので、交通利便性を求める方にはあまりおススメできません。
ただし、今後、中央区・東京都が進めている「次世代交通BRT」や「地下鉄新線」などの計画がありますので、交通アクセスについては改善されるかもしれません。
特に「BRT」については、「パークタワー晴海」の目の前の都有地にターミナルが建設される予定ですので、都心アクセスが飛躍的に向上するかもしれませんね。
▼BRTステーションの配備が計画されている晴海二丁目の都有地
買い物は、スーパーが近くにないため若干不便ですが、休日ならららぽーと豊洲まで歩いていけますから、ファミリー層には嬉しい立地ではないでしょうか。
もしかしたら、「パークタワー晴海」1階にスーパーができたりして・・・なんて淡い期待もしていますが。
この立地の最大のポイントは、開放感です。
マンションポエムでも、「都心にして別世界の開放感。」と謳っています。
▼晴海大橋からのカット
▼ららぽーと豊洲からのカット
美しい、晴海運河3兄弟の誕生ですね~。
外観カラーは対岸の「パークシティ豊洲」との調和を意識したんでしょうかね?
個人的には、隣の「晴海タワーズ」の白いデザインと合わせて、この運河沿いをきれいにまとめて欲しかったですが・・・
まぁこのデザインの方が存在感を出せて、ランドマークとしてもより映えやすいということでしょうかね~。
この晴海運河沿いの環境は、本当に気持ちがいいですよ~。
広大な晴海運河に青空、そして対岸のららぽーと豊洲から聞こえてくるにぎわいの音・・・
初めて訪れたとき、「こんな場所があったんだ。」とインパクトを受けました。
気になられている方は、一度現地を確認されてみてください。
キープコンセプトのランドスケープ
オリエンタルランドを起用したランドスケープデザインや建物外観など、以前と基本的に変わった部分は見られません。
くじらアイランド等のコンセプトも変わっておりません。
”イマジネーションランド”という世界観は、三井不動産レジデンシャル × オリエンタルランドならではでしょう。
オリエンタルランドを起用しているだけあって、マンションの公開空地とは思えない、テーマパークのようなクオリティです。
湾岸エリアならではの、広々とした空地を存分に活用した設計。
晴海運河沿いの広々とした水辺の開放感あふれる立地に、植栽を多く配し、中央区にありながらもろに自然を感じられる点が「パークタワー晴海」の最大の売りポイントでしょう。
ウェルカムプラザ
トネリコの大木を中心に、大勢の人々を歓迎するウェルカムプラザ。
街のエントランスに続くコミュニティゾーンとして、できれば世界中の人々が立ち寄り、気軽に挨拶を交わせる広場を目指したい…。
そんな場にあって欲しいのは、美しい風景と居心地の良さ。
それに人々が自然に笑顔になる演出ではありませんか?
ウェルカムプラザの大木は、人に心地の良い木陰をつくります。
中央にある色鮮やかな花壇は、立ち話に飽きたらその淵に腰掛けることもできます。
そしてプラザの西側でマルシェが賑わえば、行き交う誰もが「美味しいね」と笑顔を交わしているかもしれません。
くじらテラス
大きく優雅なカーブを描くくじらの大階段やウィング状に広がったウエーブデッキからなるくじらテラス。
大階段は、威厳のある構えながら、座って会話を楽しめるベンチになったり、子どもたちの遊び場にもなるまるでヨーロッパの公園のようなしつらえです。
ここからは、ウェルカムプラザの花々の彩りや人々の賑わいも楽しむことができます。
そして、上空から俯瞰すれば、まるで「くじらの尾ひれ」のカタチに見えるので、きっとこの街の、自慢の憩いの場となるでしょう。
冒険の森
起伏に富んだ地形に石橋、様々なドングリと出会う木立を縫うようにめぐる迷路状の小路、そして、突然現れるこもれび広場や見上げるタブの巨木。
子どもたちの好奇心を満たすこの森は、大人が忘れかけた冒険心を刺激する場でもあります。
石橋の頂点に上るまで、誰がいちばんドングリを拾えるか、子どもの頃に還って、お子さんと競争してみませんか。
冒険の森は、大人の五感も目を覚ます場所なのです。
妖精の小路
冒険の森と水憩テラスをつなぐ、緑と水に囲まれた小路。
ここでは妖精のしわざとしか思えない、鈴のような音やまばたきしたような光を感じることができます。
神話に登場する妖精エルフが本当に住んでいるのかもしれません。
毎日探検に出かける子どもたちによれば、妖精の隠れ家や魔法の木もすでに発見されたとか。
今度の週末、お子さんと一緒に出かけませんか。
信じる者にしか妖精は見えないといいますが、あなたの場合は、さてどうなるのでしょう?
水憩テラス
水の都やオアシスといわれる場所は、世界中にたくさんあります。
人が飛行機や電車に乗って、わざわざ遠方にまで足を運ぶのは、美しい水辺や湧き出る泉が、なによりも人の心を癒してくれるから。
水憩テラスは、まさにそんな水辺のオアシスです。
水盤や壁泉を中心としてデッキがテラス状につながり、時間が許すなら朝から夜まで、家族や友人と憩いまどろむ場。
このテラスの美しさと、心地良い水音や涼風に包まれたら、異国へ旅立つ理由を忘れてしまうかもしれません。
ハーベストテラス
陽当たりの良いスロープ沿いに設けられた段々畑、それがこの街の家庭菜園、ハーベストテラスです。
自然の営みにふれる喜びや、採りたてのフレッシュな味を知れば、野菜やハーブ嫌いのお子さんもきっと少なくなります。
まわりには、畑仕事も一層楽しくなる、ツリーハウスのような見晴らしの良いツリーデッキや大きなツリースライダーも。
読書や休憩にもぴったりな階段ベンチもあります。
ハーベストテラスは、土と自然とふれあいながら都会をゆったり休む場になります。
暖憩テラス
子どもの頃に走りまわった「原っぱ」。
広い空に浮かぶ雲を眺めたり、トンボやバッタを追いかけたりと、そこにはたくさんの想像力がありました。
そんな原っぱを都会の真ん中に描いたのが、この暖憩テラスです。
このまわりではテントを張ってキャンプの練習をしたり、仲間とともにバーベキューを楽しむこともできます。
夜には、ファイヤープレイスの生火のまわりに集まったり、寝転がって夜空に煌めく星座を眺めることも…。
火の温もりや揺らぎとともに、贅沢な時を過ごす特別な原っぱです。
季節の散歩道
花木や実のなる木が様々に植えられ、歩くたびに四季を感じることができる小路が季節の散歩道です。
小路に沿った大小様々な円形の広場にはベンチも備え、蝶が舞い小鳥たちが歌を添える自然を語らいながらゆっくりと観賞できる静穏に包まれた憩いの場。
ベビーカーを押すカップルとお年寄りのご夫婦が小路で出会い、花木や赤ちゃんの話題で温かな散策を共有する、そんな豊かなふれあいも生まれることでしょう。
ガーデンギャラリー
イングリッシュガーデンのような花々や緑の中に、デコラティブなオーナメントやフラワーポットが点在するガーデンギャラリー。
自然と造形物が時をかけて調和するアートのような風景を味わい、ガーデン内を散策できる小路やパーゴラのある小広場でゆっくりと植物を観賞することもこのガーデンの楽しみ。
屋内のガーデンエントランスからも望めるこのギャラリーは、歩くたびに、そしてベンチで一息つくたびに、歳月の織り成す、美しい風景に癒されます。
ガーデンアプローチ
月島駅側からのアプローチとなる場所に、気持ちをオンからオフに切り替える空間として備えたガーデンアプローチ。
ゲートツリーとしてカヤノキを配し、大きなサークル状の広場には、中央にシンボリックなセンペルセコイヤを配置。
駅から続く都市の喧騒から、針葉樹の連なる自然の安らぎに包まれます。
クリスマスシーズンには、センペルセコイヤをイルミネーションで彩り、この季節、この街ならではの幻想的な世界感を創出。
すべてのパパとママのサンタクロースモードをオンにします。
ホーリーグローブ
くじらテラスとアクティブパークの間にある、こんもりとした小さな森は、豊かな緑が繁り、この街に吹く強い風や周囲の喧騒を鎮めてくれる聖なる森。
それがホーリーグローブです。この森のそんな不思議な力を信じて、住民の皆様の未来への想いを込めたタイムカプセルを埋設し、いつの日か掘り出して夢を確認しあう予定です。
ホーリーグローブは、皆様の過去と未来をつなげる癒しの森なのです。
アクティブパーク
この街の総合運動広場として描かれたのがアクティブパーク。
人工芝で整備されたフットサルコートを中心にバスケットボールの3on3を楽しむことも。
小さなお子さんも遊べる遊具や運動器具なども備えています。
フットサルチームで活躍するお子さんを観賞ベンチから応援したり、お子さんと一緒に心地良い汗を流すこともできます。
スポーツを通じて、健康を支え、明日へのモチベーションを高める広場です。
いや~ほんと贅沢なランドスケープです。
まぁイメージパースなんで、植栽関係は最初はここまで迫力はないでしょうが、それでもこれだけ自然にあふれた庭園が足元に広がるマンションは、羨ましいです。
ただ、ここまで緑が多いと管理費は、高くつきそうです。管理費は、人件費の占める割合が大きいので、ここまで広大な敷地で手入れの必要な植栽が多いと、どうしても高うなりやすいです。
個人的には、それに見合うだけの価値はあると思いますけどね。
今回の発表ではありませんでしたが、昨年時点ではBBQスペースやじゃぶじゃぶ池なども計画・公表されていたので、キープコンセプトだとするとこのあたりも今後発表されていくんでしょうかね~。
建物内の共用施設も気になるところです。
プラン
現在は3タイプ公表されています。
57Aw Type
2LDK+WIC+SIC+TR
専有面積57.38m²(約17.35坪)※トランクルーム面積0.76m²を含む
バルコニー面積9.06m²(約2.74坪)
78As Type
3LDK+WIC+SIC+S+TR
専有面積78.59m²(約23.77坪)※トランクルーム面積0.76m²を含む
バルコニー面積18.93m²(約5.72坪)
121Cse Type
3LDK+3WIC+SIC+2S+TR
専有面積121.14m²(約36.64坪)※トランクルーム面積0.70m²を含む
バルコニー面積30.35m²(約9.18坪)
間取りについても昨年まで公表されていたものと変わってなさそうです。
室内から柱が排除されていますので、各部屋は大変使いやすそうですね。
78As Typeは、南側の晴海運河方面のワイドスパンで人気が出そうですが、価格もそれなりの価格になりそうで、たぶん私には到底手が届かないでしょう・・・
121Cse Typeについては、南東角部屋という最も好条件の100平米越えなので、階数にもよりますが、1億円を超えてくるのではないでしょうか?
今後スケジュール
現状は下記のようにスケジュール公表されています。
- 販売時期 2017年6月予定
- 竣工時期 2019年5月予定
- 入居時期 2019年9月予定
事前案内会やモデルルームOPENなどは、2017年の春~GWあたりでしょうかね~。
是非とも足を運んでみたいものです。
建設工事はほぼ毎日行われていますが、まだ地下躯体工事の段階です。
価格帯は、どうなるんでしょうかね?
最近の三井さんはこのあたりでは強気の値付けですし、”イマジネーションランド”にかなりお金かかってそうなので、安値は期待できなそうです。
昨年の販売延期時の公式発表では、事業スケジュールの見直しということでしたが、ちょうどその時期、同じ湾岸エリアの「パークホームズ豊洲 ザ レジデンス」が江東区湾岸の高値圏にチャレンジし、出だしで若干苦戦していたこともあり、顧客の奪い合いをなくす作戦でもあったのではと、懐疑的な見方もできました。
本当のところは、三井不動産レジデンシャルしか知りませんが、実際に現在は、
- 隣の「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」は既に完売
- 勝どきの「勝どき・ザ・タワー」も完売
- 上で触れた「パークホームズ豊洲 ザ レジデンス」も今や最終期
- 築地の「パークシティ中央湊ザ タワー」も今や最終期
となっている状況です。
同じ晴海に、”世界に挑む、東京。”こと「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」が、絶賛販売中ですが、値上げに値上げを重ね、もはや住友価格(=高値)で独走(迷走?)中ですので、購買層がかぶらず、実質競合には値しないでしょう・・・
とすると、販売開始の2017年時点でこのエリアの新築市場では、「パークタワー晴海」の一人無双状態と言ってもいい状況ができていますね。(さすが三井不動産、計算高いですね・・・・)
このあたりからも、そこまで安い設定で出してこないのではないかと思われます。
さらにひとつ言えることとしては、隣の「ザ・パークハウス晴海タワーズ」の中古流通価格は意識した値付けになってくるでしょう。
とすると、坪330~350程度ではないでしょうか?
でも、それだと1000戸超を竣工前までに捌ききれないリスクもあるから、やっぱり坪300前半あたりで収めてくる感じでしょうかね・・・。
今後、HPなどで情報は随時更新されていくでしょうから、また続報をお届けしていきたいと思います。