住む場所とお金持ち度合には密接な関係があります。
まず、お金持ちは都心など利便性の高いところに住んでいる割合が高いです。
そして、実際に私の周りのお金持ち(ここでは純資産1億円以上の方とします)は、その多くの方が都心部に自宅を構え、成功の秘訣として都心に住むことを薦めてきます。
時間は大事
『Time Is Money (時は金なり)』という言葉があります。
どんなお金持ちでも、過ぎてしまった時間を買うことはできません。
まさに「お金で買えない価値がある」ですね(笑)
住まいを都心に構えることで、仮に通勤時間が往復で1時間30分短縮できたとしましょう。
1日単位で見ると大したことなく感じるかもしれませんが、年間で換算すると、約400時間です。
この400時間・・・
1日8時間労働として考えると、50日分の労働時間が確保できたことになります。
個人差はあると思いますが、通常のサラリーマンでしたら、大体日給換算で1万円程度といったところでしょうか?
1万円 × 50日 = 50万円
ボーナスが一回分、増えるようなもんですね!
高給取りになればなるほど、もっともっとこの金額が多くなる計算になります。
実際には、このように単純な話にはなりませんが、でも、お金持ちの方ってみなさん、こうやって時間の消費に対して非常にシビアに考えています。
お店に並んで食事するのも嫌がり、きちんと予約してから行く人が多いんです。
昔、TVでどこかの社長が言っていました。
1時間行列に並んで食べた700円のラーメンは、実は700円ではなく、自分の自給が上乗せされた1万700円のラーメンなんだと。。。
私も今まで時間は大事にしていたつもりでしたが、時間に対してそこまでの考え方は持っていませんでした。
こう考えると、冒頭で記述した通勤時間とか、結構ムダしてる気になってきますよね。
『えっ、新聞・本を読んで通勤時間は有効活用してますからっ!』
という方もいるかもしれませんが、
満員電車の中で本当に集中できていますか?
買う必要のない本まで買ったりしてませんか?
読書なら自宅でもできますし、自宅なら読書以外にも自分が好きなように勉強や趣味の時間を確保できます。
毎日通勤に長い時間かかり、車での移動も必須になる郊外の住まいと、通勤に時間のかからない都心部の住まいでは、時間に対する価値観が大きく変わってきます。
人付き合いが大事
お金持ちは、人付き合いをとても大事にしています。
これは、誰とでも仲良くとかって意味ではなく、付き合う人をきちんと選んでいるということです。
お金持ちは共感してもらえる人は求めてなく、尊敬できる人や自分にないものを持っている人との関係を持ちたがり、そこから何かを学び自分のものにしようとしています。お金持ちにとって、人は貴重な情報源なのです。
周囲のお金持ちに結婚の報告をすると、住まいの話になり、そして高確率で都心部を薦められます。
住環境ってそれほど大事なものなんだそうです。
家を購入すると、やはり近所の同年代や、子供の親同士などでコミュニティが形成されていきます。そのコミュニティ内にどれだけ尊敬できる人、自分にとってプラスの情報をもっている人がいるか。それが大事なんです。こうした点も踏まえ、お金持ちの方は口を揃えて「住宅購入は少し背伸びをするくらいの方が、自分自身が成長できて良い」と言います。
「お金があるから都心に住む」ではない
「お金があるから都心に住める」と思いがちですが、お金持ちに言わせれば、お金持ちになろうという人こそ都心に住むべきだと言います。
都心が正解で、郊外は間違いというわけではなく、お金持ちや成功者が集まりやすい都心のほうが、限られた時間をより有効に使いやすく、周囲からも様々な刺激を日常的に受けられる可能性が高いというだけです。
ただ、その可能性こそが、自分をより成長させ、今後の人生の選択肢をより広げていく材料になるのではないでしょうか。