消費税10%は意外とすぐ
2014年4月1日、消費税が5%から8%に変更されて、早いもので1年以上が立ちました。気付くと財布の中に1円玉のおつりが増えてしまっていることにも、もうすっかり慣れてきました。
そして、2017年4月1日から、消費税が再び10%まで引き上げられます。
このブログで綴っているマンション購入に関しては、「人生で一番高い買い物」なんてことも言われるくらいですから、この消費税の問題も大きく影響してくるでしょう。
「でも、まだ2年もあるからそれまでに決めればいいんじゃん?」と考えている方も多いのではないでしょうか?
私自身も最初はあまり深く考えていませんでしたが、きちんと調べてみると意外と消費税8%の期間も時間切れとなってしまいそうです。
消費税は建物価格に対して課税される
まず、新築マンションにたいする消費税について整理したいと思います。
新築マンションの販売価格は、「土地代」「建物代」の2つが合わさって、ひとつの部屋の販売価格となって我々に展開されています。
そして、この「土地代」「建物代」のうち、「土地代」は非課税になり、「建物代」には消費税がかかります。
- 「土地代」2000万円
- 「建物代」3000万円
の合計5000万円のマンションを例にしてみましょう。
なんと、60万円もの差が出てしまいます。
個人差はあると思いますが、60万円の差って、かなり大きいのではないでしょうか?
60万円あれば、最新の洗濯機・冷蔵庫・TVも購入できたり、贅沢な海外旅行だって十分満喫できちゃう金額です。私のボーナスより多いし・・・泣
しかも、税込価格はアップしますが、住宅ローン控除で戻ってくる額は変わりませんので、8%の時に買った方が尚更お得ですよね。
2016年9月までの契約分が8%適用
住宅の消費税は、原則的には引き渡し時点の税率が適用されます。つまり、2017年3月31日までに引き渡しの物件でないと、10%が適用されてしまうという事です。
ただし、国もそこまで酷ではないので、きちんと経過措置もとられています。増税の半年前である、2016年9月30日までに売買契約した物件であれば、引き渡しが2017年4月以降になっても8%のままで済ませてもらえるのです。
2016年9月だと、あと1年ちょっとですね。
もし、現時点で気になる物件やこれからマンション購入を真剣に考えたいと思われている方がいらっしゃいましたら、早めの検討を心がけていきましょう!
でも、焦りも禁物
さっきまでの内容と矛盾しててすみません。。。。
モデルルームの営業マンは、「消費税」やら「建築費高騰」やらでかなり判断を急かそうとしてきます。サラリーマン的視点からみれば、これは当然のことで、あちらも来場者のためのサービスマンでもなく、ボランティアでもありません。会社から売上を求められているサラリーマンなのです。
私も営業職なので非常に共感できますが、営業トークという武器を駆使してよい成績を残すかが、営業マンの手腕が問われるところです。マンション業界からすると「増税」「建築費高騰」「五輪で注目」とかってのがかなり強力な武器になっているのではないでしょうか。
私も地元のも含めるとモデルルームに10件以上は足を運んでいますが、どこの営業マンもあの手この手を使って、「今買う」という気にさせようとしてきます。その時に「増税」の話なんかもよく出てきますし、今後増税タイミングが近づくにつれて、さらにそれが増えてくることと思います。
そんな中で一番大事なのは、「自分が納得した上で買う」ことだと私は思っていますので、営業マンのトークに惑わされず、自分の判断軸でしっかり、時間をかけてでも物件選びをして行きましょう。
そして、その為には、早めに動き出すことが大事なのではないでしょうか。