「マンションは立地で選べ」「マンションは立地がすべて」
なんてフレーズ、よく聞きます。
資産価値はマンションの立地で8割が決まるともいわれていますよね。
(なぜ資産価値を考えるのかについては、こちらのエントリをどうぞ。)
いざという時に、泣きを見るか、笑うかは、マンション購入時に立地をちゃんと選んだかで大きく変わってくることでしょう・・・・
なので、「マンションは立地で選べ」と多くの方は言っているのです。
ただ、この立地について、勘違いされている方も多い気がしていますので、今回エントリを立てさせて頂きました。
- 駅が近くにあるか
- スーパーが近くにあるか
- 緑や公園は充実しているか
- 学校や病院は充実しているか
様々な立地条件があると思いますが、多くの方がマンションの価値を判断する際に「駅が近くにあるか」をポイントにされています。中には、駅近物件だけ絞り込み、駅徒歩10分以上は買う価値無しという人までいるようです。
たしかに価値を考える上で、駅近という要素を考慮することは間違ってはいないです。ただ、それだけに固執してしまうのは、間違いです。
立地には、大立地と小立地があります。
首都圏のどのエリアに位置しているかという大立地により価値評価のほぼ6割が決まるといわれています。そして、最寄駅から徒歩何分かという小立地により価値評価の2割が決まる。つまり冒頭でも記述したようにこの大・小併せてマンションは8割がた立地で決まると考えられています。
大立地が6割で、小立地が2割です。
ウェイトを置くべきはどちらか、わかりますよね。。。
小立地でしかない駅近にこだわるよりも、大立地に徹底的にこだわりましょう!と私は言いたいです。
じゃあ、大立地はどのエリアが評価が高いのか?
それは、需要が続くエリア、すなわち人口が増加していくエリアです。
この10年間で人口が増加しつづけているのは、都心10Km圏内のみだそうです。
仮に東京駅を中心とした場合には上のMAPの青い円内が10Km圏内となります。
人口減少による都心回帰現象は今後益々進むとも言われていますので、将来的なことも考えると、10Kmよりもさらに中心に向かって人口が集中してくる可能性も考えられます。そうすると、都心5Km圏内くらいが安全圏と言えるかもしれません。
- 駅徒歩3分。都心から15Km離れた立地。
- 駅徒歩15分。都心から3Km離れた立地
仮に、その他の条件は同レベルだとしたら、私は迷わずに後者を選択します。
マンションの資産価値は立地で8割が決まります。
そして、その立地の中でも、小立地でしかない駅近にこだわるよりも、大立地である都心からの距離に徹底的にこだわる。
これが正しい、「マンションは立地で選ぶ」ではないでしょうか。
著者の個人的見解でありますので、一意見として参考にして頂ければ幸いです。
物件選びにつきまして当方は責任を負いかねますのでご了承ください。