新国立競技場の建設費2500億円でできたこと・・・・

『新国立競技場の費用がいかに高かったのか突き詰めてみようシリーズ』第3弾!

第1弾「新国立競技場のキャンセル費59億円でできたこと・・・」
第2弾「新国立競技場のキールアーチ代1500億円でできたこと・・・

 

ザハ・ハディド氏デザインによる新国立競技場案は、白紙撤回されました。

組織委員長の森喜朗元首相は、 「国がたった2500億円も出せなかったのかね」と不満を述べたようで、この発言に対しインターネット上などでは「その出所は税金なのですが」「他国の五輪会場より高いというのが、わかっていない」「元政治家として、この認識はまずい」など、批判の声が上がっています。

森喜朗元首相の言う、たったの2500億円あれば何ができるのか?
ご紹介します。

 

東京国際フォーラム 1647億円

© TOKYO INTERNATIONAL FORUM CO., LTD.

有楽町駅より徒歩1分、東京駅から徒歩5分という、圧倒的なアクセス性に恵まれた多目的イベント・コンベンション施設。おそらくここほど好立地なイベント会場は他にないでしょう・・・館内には展示ホールや33の会議室があり、コンサートや展示場、会議など多目的に使用されています。

設計者は建築家のラファエル・ヴィニオリで、日本初の国際建築家連合(UIA)の基準に基づく国際公開コンペで決定されました。

 

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 1700億円

東にTDR(東京ディズニーリゾート)あり。ときたら、西にUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)あり。

2001年に開業した本格的なテーマパークで、ハリウッド映画をモチーフにした世界観で人気の施設です。私も何度か行ったことがありますが、行くと一日中楽しんでしまいます。

最近は「ハリーポッター」のエリアが新設されたので、大阪出張のたびに、行ってみたいな~なんて考えています。

 

 

新交通システム ゆりかもめ 1700億円

新橋~臨海副都心~豊洲までを結ぶ次世代交通システムです。なんと運転手はおらず、自動運転なんです。

一番前の車輌の前の席に座れば、気分はもう運転手!

 

 

東京ビッグサイト 1985億円

言わずと知れた、日本を代表するイベント・コンベンション会場です。

ほぼ、毎日何かしらのイベントが催されています。
コミケ(コミックマーケット)の日には、大量のコスプレイヤーたちにジャックされたりしてますね。
奇抜なデザインだと思っていましたが、こんなに費用かかっていたんですね・・・

 

 

横浜ランドマークタワー 2700億円

横浜みなとみらいの不動のシンボルタワーです。
1993年に開業。 70階建て、高さ296.33m。
タワー棟を中心とするオフィス、ホテル、ショッピングモールを核に、展望フロアや多目的ホール、さらには石づくりのドックを復元活用した広場など、多彩な施設を併設しています。

69階のスカイガーデン(展望フロア)からの景色は、今でも忘れられません。(小学生の頃に、社会科見学で行きました・・・)

 

六本木ヒルズ 2700億円

こちらも、六本木エリアの不動のシンボルタワーです。
そして、今や森ビルの代表的な建築ですね。

美術館や映画館、展望台、ホテル、ショップやレストラン・・・ここに行けばとりあえずなんでも揃っています。森ビルとしては、”ビル”ではなく”都市”をつくっているようです。
多くの方が「六本木」ときいて次に浮かんでくるワードは、大体「ヒルズ」なんではないでしょうか?それくらい有名ですね。

 

2500億円・・・

2500億円あれば、国の代表的な建築がつくれちゃいます。

2500億円ってすごい金額ですよ、、、森さん。。。
もちろん新国立競技場も東京五輪の象徴として代表的なものにしなければならないと考えているのでしょうけど、それでも競技する場所に2500億円なら、もっと毎日安定的に集客できる施設に同じ予算かけた方が、よっぽどよいのではないでしょうか〜。