マンションの「適正価格」を見極める

新築マンションを検討する際に、大事なのは「適正価格」かどうか。

マンションの適正価格

新築マンションを狙っている際、

  • 設定されている価格がお買い得なのか?
  • デベロパーがとてつもなく利益をのせて割高なんじゃないか?

ってこと、おそらく誰もが気になりますよね。

新築マンションの購入時って、よく、同時期に近くで売り出されている新築マンション同士を比べがちです。たしかに、間違いではないのですが、もしかしたら売り出し中の新築マンションは、全て割高って可能性もありえます。
特に「資産インフレ」始まりだしている今の時期なんかは要注意です。

割高って何?って話ですが、周辺相場から比較したときの価格差で割高なのか、割安なのか、適正価格なのかが判断できます。
そして、その周辺相場というのが、周辺の中古マンションの取引価格になります。新築マンションも入居してしまえば、必ず中古マンションになります。都市部であればどこでも中古マンションがあり、中古マンションは通年取引がなされ、一定の相場ができています。このため、周辺の中古取引価格を知ることで、そのエリアの相場感を把握できます。

新築マンションは売主(デベロッパー)の一方的に売りたい価格なのに対し、中古マンションの取引価格は個人売主と個人買主との交渉で決まります。

新築と中古では、取引構造が全くことなっており、中古の取引価格の方が、そのエリアのニーズにあわせた価格設定となる為、エリアの適正価格の判断基準としての信憑性が高いのです。

新築マンションが将来、いくらくらいで売れるのかというのを、その周辺の中古マンションの取引相場(大体築5年〜10年くらいのもの)を基準にして比較判断することで、絶対に失敗しないマンション購入にかなり近づくのではないでしょうか。